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1本のお問合せ電話より…

「あなたの会社で作っているタオルを友人からいただいて使っている者なのですが・・・

これがとっても良くて、同じものをまた買いたいんです。」

とある日の午後、かかってきた電話を取ると、まずそんな嬉しいお言葉。

 

しかし・・・

 

「購入させていただく前にひとつ質問があるんです」

そういってお客様がお話くださったことは、ふだんぼんやり生きている私には衝撃的な内容でした。

 

「この商品を作っている場所で、スタッフの中の1人でも柔軟剤を使っている人はいますか?」

「は・・・はい。全員に確認したことはありませんが、私を含めてみなさん柔軟剤を使っていると思います。」

と正直に申し上げました。

 

すると、お客様は「科学香料過敏症ってご存じかしら?」・・と。

はい。

聞いたことはあります。ポスターも見かけます。

強い匂いがアレルギーを引き起こす・・・といったくらいの認識でしたが、そんな甘いものではないということを それから40分あまりお話され、化学香料がいかに危険な物質であるかを教えていただきました。

 

最近ブームといえるほどの「消臭」そして「香りの残る洗剤」「香りが持続する柔軟剤」「いい香りの○○」が氾濫しています。

それらはみんな「マイクロカプセル」という目に見えないほど小さなプラスチックカプセルに消臭剤や化学香料を閉じ込め、服の繊維や肌や髪に吸着させ、触れたときにカプセルが破けて薬品が飛び出す!という仕組み。

 

「マイクロカプセル」

 

小さな小さなプラスチックのカプセルを 私たちは毎日吸い込み、分解されないそれらは身体の中に蓄積し、ある日「アレルギー」となって発症するのです。

 

今、生まれたばかりの赤ちゃんの肌がかぶれないようにとママはたっぷりの洗剤でタオルや衣類を洗い

たっぷりの柔軟剤でふかふかに仕上げたタオルで大切な我が子を包みます。

 

すやすやと眠る赤ちゃんは時々大きく深呼吸をして、たくさんのプラスチックのカプセルを吸い込んでいます。

毎日。毎日。

昨日も。

今日も・・・

 

小さく軽いマイクロカプセルは部屋中にふわふわ浮いています。

「2週間香りが持続!」

なんと素晴らしい科学技術!吸い込んだらずっと肺に残りますね!

 

絶対に自然に還ることのないプラスチックの粒を私たちは吸い込んで生活をしているのです。

 

【Tsumugu】の製品は、畑から獲れたままの原綿を使っています。

吸水加工・・・してません。

漂白・・・してません。

自然のままの色、自然の持つ綿の油脂を生かした製品です。

 

オーガニック製品はほかの繊維が混ざらないように、専用の部屋で作業しています。

 

アレルギーというのは、街ですれ違う人から漂ってきたマイクロカプセルで突然発症してしまう。ということもあるわけです。

誰もが罹りうる疾患なのです。

 

ところで・・・

今回お電話くださったお客様は冒頭で

「おたくの商品は過敏症の私でも気持ちよく使わせていただけるので」とおっしゃってくださいましたが・・・

 

結果・・・

 

「柔軟剤を使うスタッフさんが一人もいなくなった頃にまた電話します」と宿題をもらってお電話を置かれました。

調べてみると、自然由来の石けん、無香料で植物由来の柔軟剤ってあるんですね!

このお電話をきっかけに、スタッフにも周知して科学洗剤、化学香料に頼らない生活を心掛けるようになりました。

 

 

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岐阜県ホームページより  科学物質過敏症ポスター